こんにちは、くりはら けんです。
私は、未来を生きる子どもたちに「お金」の勉強は不可欠だと思っています。
それはなぜか。これについて書いていきたいと思います。
お金について学んだ経験はありますか?
みなさんは、学校で「お金」について学んだことはありますか?
社会科で、円高や円安は学んだことはあっても、
税金の役割、払い方、年金制度、家計簿の付け方、ライフプランの立て方、給料の使い方…
学んだことはないですよね。
私自身も学校で勉強した覚えはなく、一人暮らしをしてから苦労した経験があります。
大人でもなんとなく考え、なんとなくこんな感じかなと思っているんではないでしょうか。
正解を知りたいけど、お金の話って周りの人に聞きづらい…。
そんななか、高校で金融経済教育の必修化が決まりました。
そもそも、金融経済教育って?
まずは、金融教育の定義から説明します。
金融教育は、お金や金融の様々な働きを理解し、それを通じて自分の暮らしや社会の在り方について深く考え、自分の生き方や価値観を磨きながら、より豊かな生活やよりよい社会づくりに向けて、主体的に判断し行動できる態度を養う教育である。
引用元:知るぽると 金融広報中央委員会HP
使わない日はない「お金」ってなんだろう?「お金」でなにができるのか?
これを理解して、お金と社会とのつながりから、自分の生き方を考えていこうというものです。
幼稚園児、小学生、中学生にとってはおこづかいが身近なお金ですよね。
高校生にとっては、おこづかいの他、アルバイトで得る給与もあります。
でも、自分にとって適切なお金の使い方って問われるとなにかわからないんじゃないでしょうか。
「金融経済教育」の必修化が決まる
高校においては、令和4年度に高校1年生になった生徒から「金融経済教育」の必修化が始まりました。
- 公民科の「公共」
- 家庭科の「家庭基礎」
で、お金について扱うことが、学習指導要領に盛り込まれました。
「公共」という科目では以下のように規定されました。
第1 公共 2 内容
B 自立した主体としてよりよい社会の形成に参画する私たちア 次のような知識及び技能を身に付けること。
引用元:高等学校学習指導要領 第2章 第3節 公民 (太字は筆者)
(ウ)職業選択,雇用と労働問題,財政及び租税の役割,少子高齢社会における社会保障の充実・安定化,市場経済の機能と限界,金融の働き,経済のグローバル化と相互依存関係の深まり(国際社会における貧困や格差の問題を含む。)などに関わる現実社会の事柄や課題を基に,公正かつ自由な経済活動を行うことを通して資源の効率的な配分が図られること,市場経済システムを機能させたり国民福祉の向上に寄与したりする役割を政府などが担っていること及びより活発な経済活動と個人の尊重を共に成り立たせることが必要であることについて理解すること。
金融の働きについては,現代の経済社会における金融の意義や役割を理解できるようにするとともに,金融市場の仕組みと金利の働き,銀行,証券会社,保険会社など各種金融機関の役割,中央銀行の役割や金融政策の目的と手段について理解できるようにする。
引用元:高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説【公民編】
NISA制度が始まった今、証券会社の役割について学ぶことは大切なことだと思います。
なかなか大人でも、金融機関の役割を説明することってできませんよね。
「金融経済教育」はお金に関心を持つことから!
「金融経済教育」っていっても、なにからすべきかわかりませんよね。
私としては、
- 「お金」ってなんだろう?
- 「お金」で何ができるんだろう?
- 自分に必要な「お金」の量って?
- どうやったら「お金」がもらえるんだろう?
- 自分の家では、何にどれくらい「お金」を使っているんだろう?
というところから、「お金」に関心を持つことから始めてみてはいかがでしょうか?
改めて考えてみると、よくわからない、うまく説明できないですよね。
それもそのはず、大人も子どもも「お金」を学ぶ機会があまりなかったからですね。
でも、お金の知識を身につければ、大人にとっても子どもにとっても「生きるチカラ」になるはずです!
私としては、「お金」を学ぶ機会を作り、子どもたちに「生きるチカラ」を身につけて欲しいと考えています。
ここまで読んでいただきありがとうございました!!
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